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113■経営実践の3大要点

1.経営実践とは

経営目的達成のために行う経営のあらゆる実践活動を「経営実践」と言います。

戦略と戦術の区別は意識的に行わずにすべて戦略に含めて考えます。経営管理の実践は、物事をなるべく分かりやすく簡単にすることが1つの要点になるからです。

実践の要点は細かく列挙すれば多くの問題点が挙げられますが、重要な項目だけに絞ることが効果的です。

経営実践の3大要点

目的をハッキリ
重点主義
反復継続

2.目的をハツキリ

最も重要な原則です。明確な目的の設定は問題点の所在を明らかにし、成功率を高める最も大きな要因になります。経営実践の目的は、原則として次のように設定します。

1)人財を確保するために・・・・○○を実行する
2)流動性(支払余裕)の維持向上を図るために・・・・××を実行する
3)留保利潤を確保するために・・・・△△を実施する

なぜこのように設定すべきであるのか、その理由を簡単に説明しましょう。 
企業は経営者によって様々な経営目的のために運営されています。そして、それら経営目的を達成するための大前提として必要なことは、「企業を存続する」ことです。企業そのものが存続していなければ、いかなる目的も実現することは不可能になってしまうからです。

企業存続の第1要件は「後継者の確保」です。人はいつまでも生き続けることはできないからです。

第2の要件は「流動性の維持」(支払能力に余裕を持つこと)です。企業は資金ショートによって、存続が不可能になるからです。

企業の流動性を維持する必要条件はいくつもありますが、その最も重要な条件は「利益を確保する」ことです。これが第3の要件になります。

3.重点主義

「重点主義」とは重要な要点に絞ることを意味します。

一見して複雑に見える事柄も、要点は意外に少ない場合が多いものです。実行の方法・手段・管理の方法等を重点主義とし、なるべく単純化することが実行を容易にすることにつながります。最も重要なことを3つに絞り、他は意識的に捨てることが成功の秘訣です。

細かなことを意識的に捨てる方法であるため、別の呼び方を「あきらめる主義」とも言います。

4.反復継続

目的を明確にし実行方法を単純化しても、1度で実行できることは少ないのです。
「反復継続」こそが戦略達成のための必要条件です。

重要点は実践できるまであきらめずに繰り返し繰り返し実行します。したがって、反復継続は別名「あきらめない主義」とも言います。同じことを何回くらい反復するかが問題になりますが、1つの目安は100回単位です。目的を明碓にして実行方法を標準化すれば、反復実行は行いやすくなります。

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